クレール白金台

昨夜、新年会が終わったのは午後9時過ぎ。
地下の店から階段を上がると、冷たい風と一緒に雪が舞い込んできた。
街灯に照らされ、牡丹雪は幻想的に夜の銀座を飾っている。

歩道はうっすらと雪が積もり初めている。
人が歩いた跡は、足型に雪が溶けシャーベット状になっている。

飲み足りないが、このまま飲み続けるのは帰りが不安になる。
飲み会はここで解散し、ボクは同じ方向に帰るもう一人と銀座駅を目指す。
いつもなら人で賑わう時間だが、深夜よりも人通りは少ない。

通りかかる人は皆一様に家路を急ぐ。
足を滑らさぬよう下を向き、慎重に急いでいる。

こんな銀座の静寂は、ずっと以前に4時頃まで飲んだ時以来だろうか・・・。

秋葉原で地下鉄を降りると、更に雪は激しくなっている。
無数の足跡が、無数のシャーベットを作っている。

雪の夜が明ける。
溶けかけた雪が日陰で氷となり危険度が増している。
ゆっくり小さな歩幅で歩く。

一夜明けると静寂はない。
いつもの喧噪が銀座に戻っている。

クレール白金台に引っ越しする予定です。